VARという闇

先日、久方ぶりにスタジアムにて試合を観戦して来ました。

 

モニターには両チームの選手の名前や経過時間等が表示されていますが、私が確認するのは「審判の名前」です。

 

その理由は、明らかに試合の流れを止める笛の吹き方、ホームチームにとって不利な判定をしているんじゃないかと思えるようなファウルの見逃しや誤審をする審判に出会った事があり、トラウマの如く脳裏に刻まれているからです。

 

小さい頃、たまたまサポーターズシートに家族で席を取って雰囲気を味わいに行った際、あまりにアウェイチーム有利な判定をされ続けた事に怒った隣のおじさんが主審に対してブチ切れていたのは未だに鮮明に覚えていますね。

 

 

 

そして、先日の試合では知っている名前の審判員ではなかった為、試合を壊される心配はないかなと期待していましたが、別の意味で問題があったんです。

 

先制点を奪われてしまいましたが、観客席から見ていて相手のハンドがあったような気がして、選手達も抗議をしていたんですが聞き入れられず、VARを確認する事もなく試合が再開されてしまいました。

 

いくら審判目線で明らかにゴールだと断定していたとはいえ、選手達がファウルをアピールしているのであれば、VARを確認すべきだと思いますが、違いますかね?

 

なんの為にVARがあるんですか?

 

決定機でファウルがあったか、一発退場に値するような悪質なファウルがあったか、主審が見逃したファウルがあったか、そういった場面でこそVARが活きてくるんじゃないんですかね?

 

 

 

試合はVARでペナルティエリア内で相手のハンドがあったとしてPKとなり、なんとか追いついて1-1の引き分けに終わりましたが、個人的にはVARの利用方法を間違っていたような気がしてモヤモヤしました。

 

帰りの道中に子供と話していて、同じようなコメントをしていたので記事にさせていただきましたが、周りも似たような感情になっていたんじゃないかと思います。

 

 

 

VAR審判員がいるのであれば、大事な場面で逐一映像の確認を行い、主審の判定と相違がありそうならインカムで主審に確認するよう促すとか、やるべき仕事があるんじゃないですか?

 

副審や第4審判員もいるんですから、もっと公平に円滑な試合が行われるように全員で努力をしていったほうがいいんじゃないかと思います。

 

そりゃあ外国人選手達は判定の謎さに頭を抱えたり感情的になりますわ…。

 

 

 

頼みますから、もう少しまともな審判員の育成をお願いしたい。

 

人間ですから、多少は人によって判定に差があるのは理解していますが、あまりにも酷いのは再研修させてくださいよ、例えS級審判員でもね。

 

終わります。

見て見ぬふりをしていないか?

サッカーの試合中、明らかに故意でルールに反した行為をしている選手たちが多すぎる。

 

審判が笛を吹かないからといって、やりたい放題なのは見ていて不愉快な気持ちになります。

 

例え、それが応援しているクラブであろうが日本代表であろうが。

 

 

 

如実に表れているのが”スローイン”です。

 

本来スローインは、ボールがタッチラインを超えて外に出た際、「両足の裏が地面に付いた状態で自分の頭上から両手でボールをタッチライン上からピッチに投げ入れる方法」。

 

これが正式なスローインですが、プロの試合を見ていて、明らかに分かっていてファウルスローをしている選手が多すぎるというか、曖昧な方法が浸透しきっているような…。

 

まずファウルスローになる要因として、

①身体の向きがボールを投げ入れた進行方向と異なっている場合

②片足が地面から離れた状態でスローインをした場合

③ボールが出たタッチラインの位置と異なる場所からスローインを行った場合

 

大まかに上記の3つですが、③を無視している選手が多すぎます。

 

ボールを手にしてタッチラインの前に立ちはしますが、明らかに「出すところがないな~」といった具合に出しどころを探す素振りをしながら、じりじりと相手ゴールに数歩ずつ近づいていくんですよね、皆。

 

で、そろそろ笛を吹かれそうだなってタイミングを見てスローインを行うんですが、当初ボールが出た位置から2メートルくらい前なんて事が殆どです。

 

むしろ、きっちり守っている選手のほうが少ないんじゃないかってくらい。

 

はっきり言って、みっともないです。

 

大勢の観客は、基本的にボールを目で追いかけていますから、1歩でも2歩でも相手ゴールに近い位置からスローインをしようなんて魂胆は見え見えなんですよ。

 

 

 

タッチラインを走る副審は、選手に場所を指示するべきですし、明らかに違反しているなら問答無用でイエローカードを提示してやればいいと思います。

 

紳士のスポーツと言ってるくらいですから、審判を欺こうなんて汚い行為を観客に見せて満足ですか?って言いたいですね。

 

まあ、②もちょいちょい無視して片足は足裏まで地面に付いていても、もう片足は爪先しか付いていない(足裏は地面に付いていない)スローインをよく見ます。

 

その場合は単にファウルスローで相手ボールにするだけで事足りるでしょうが、試合展開を急いでいる場合ほど、うやむやになりがちですから、審判は気を抜かず厳格に試合をコントロールしていただきたい。

 

 

 

南米でよく見られる、相手を欺くプレー(マリーシア)は一見汚いように見えますが、審判の死角を突いたトリックプレーだとして、私はアリだと考えています。

 

でも、今回の議題に挙げたスローインに関してはマリーシアでも何でもない。

 

ただのズルですよ。

 

未来のサッカー選手達のお手本にならなければいけないんですから、今からでも初心に立ち返ったルール講習を行っていただきたいですね!

チャンピオンズリーグの改変希望

毎年、各国のリーグやカップ戦を制したクラブが世界No.1を決める為に戦うチャンピオンズリーグ

 

その出場権は国によって大きく異なり、例えば強いクラブが多く揃う欧州(中でもイングランドやイタリア等の5大リーグと呼ばれる強豪国)では、リーグ戦上位3~4クラブが出場権を得るが、その他の国々の王者達は更に予選を勝ち抜いていかないと出場権は得られない。

 

これは不公平じゃないですか?

 

確かに5大リーグの3位クラブとその他のリーグ王者では実力差は開いているかも知れません。

 

ですが、各国リーグ王者はチャンピオンズリーグに出場できる権利があると思います。

 

 

 

私が頭の中で描いている理想像を、これから説明します。

 

欧州サッカー連盟(UEFA)に所属している国は全部で55か国。

 

これらの国々の当年リーグ戦王者、国内カップ戦王者の2クラブずつ、合計110クラブが出場できる事とします。

 

これらを5クラブずつ、計22グループに分けてグループステージを行い、上位2クラブずつの44クラブ、更に3位となった22クラブのうち、20クラブを合わせて64クラブによる決勝トーナメントを行ってはどうか。

 

こうなれば決勝まで進んだクラブで10試合を決着する事になり、試合数も最低限になると考えられます。

 

 

 

現行では4チームでのグループステージをホーム&アウェーで行っている為、それだけでも6試合。

 

ここから16チームでの決勝トーナメントも決勝以外はホーム&アウェー方式なので、最長で7試合、合計13試合になると言う事ですね。

 

これを普段のリーグ戦の合間に無理やり長距離移動をしながらなので、選手への負担は尋常ではないという事がお分かりになるかと思います。

 

こういった負担の軽減も考え、チャンピオンズリーグならチャンピオンズリーグで期間を統一してあげる事でモチベーションの継続にも良いのでは…。

 

 

 

尚、チャンピオンズリーグに出場しない全クラブを対象とした投票をインターネット等で行い、上位64クラブでカップ戦を行う「セレクションリーグ」といった催しも面白いと思います。

 

まあ、こちらは人気のクラブのみで固まってしまう気もしますが、それはそれで面白いと思いますよ。

 

シーズン後半戦を特別な時期にする為に、是非とも各国で取り組んでいただきたい。

 

 

 

欧州、アジア、アフリカ、北中米、南米、オセアニアの各チャンピオンズリーグを優勝した6クラブはクラブワールドカップへ進み、総当たりのリーグ戦5試合を行い、真の世界一のクラブを決定しましょう。

 

絶対にこの方式のほうが面白い!

1シーズンの在り方

サッカーではホーム&アウェーのリーグ戦と国内カップ戦、前年度優勝チーム等は国際カップ戦を通して行う1年を「シーズン」と表します。

 

このシーズンの始まりは国によって異なり、例えば日本は3月始まりの12月終わりですが、欧州では8月始まりの翌年5月終わりと年を跨いでシーズンを消化。

 

この国によってシーズンの始まりが違うシステムに、私は昔から違和感を覚えています。

 

更にはこの中に代表戦が加わってきたりすると、選手はクラブを離れて飛行機による長距離移動を強いられる為、コンディションに大きく影響が及ぶ事となり、せっかく合流した代表戦でいいパフォーマンスを発揮できなかったり、クラブへ戻っても疲労が残ってこちらでも低評価、怪我で長期離脱なんかになってしまったら目も当てられない状況。

 

 

優秀な選手ほど、過酷な環境に置かれてしまう現状に警鐘を鳴らしたいと思います。

 

 

 

環境をガラッと変えるなら、1月始まりの12月終わり。

 

リーグ戦前半を1月~3月(4月はオフシーズンで移籍期間)、リーグ戦後半を5月~7月(8月はオフシーズンで移籍期間)、国内カップ戦や国際カップ戦を9月~11月(12月はオフシーズンで移籍期間)。

 

こうする事で選手の体調管理のバランスも崩れにくく、程良い緊張感を保った状態でオフシーズンに臨めるのではないかと。

 

移籍期間を従来の2回よりも3回に増やす事によって、選手は柔軟な移籍が可能になるのではないか、失敗したとしてもリカバリーがしやすいのではないかと考えました。

 

そして、今は国内カップ戦がリーグ戦の合間、平日の夜に行われる事が多く、主力を休ませて普段出番の少ない若手等の控え組で試合に臨んでいる事も重要度が低く思われてしまっても仕方がないのでは…。

 

私は統一や平等といった言葉が好きで、偏りや不平等は大嫌いです。

 

だったら、リーグ戦はリーグ戦、カップ戦はカップ戦で分けましょう。

 

日程上、従来通り平日に試合を組まなければいけませんが、その方が平等に感じれます。

 

 

 

タイトルの価値に差はありません。

 

タイトルはタイトルです。

 

まだまだ書きたいので、続きは次回に。

全国高校サッカー

今では正月のTVの風物詩ともなっている「全国高校サッカー選手権」。

 

都道府県が県予選を勝ち抜いて、2校が出場できる東京都を除き、1校のみが全国大会の出場権を得るという狭き門なのはお分かりでしょう。

 

 

 

そんな全国大会ですが、全ての試合がトーナメント形式で行われる為、開幕戦で負けた高校はその時点で敗退となってしまいます。

 

しかも、出場校が48校とトーナメント形式にしては中途半端な数であり、どうしてもシード枠という不平等な組み合わせになってしまう事に違和感が。

 

かといって、出場する47都道府県+東京都の追加1校=48校をグループステージの振り分けて合計の試合数を大幅に増やすのは日程的に難しいかなと…。

 

 

 

そこで考えたのが、出場校を64校に増やすのはどうか。

 

都道府県47校+前回大会ベスト16に入った都道府県に追加1校(合計16校)+前回大会優勝1校。

 

こうする事で合計64校となり、トーナメント形式ではシード枠が無くなる事で公平な試合回数を行う事が可能になります。(64→32→16→8→4→2→1)

 

 

 

会場の確保も、1日最大4試合(午前2試合、午後2試合)を行うと想定し、1回戦の32試合を8会場分用意する事ができれば、理想上は可能な筈。

 

開催地となる都道府県、高校サッカーの試合が可能な範囲の観客席が常設されている陸上競技場等を利用できれば全然可能だと思いますが。

 

私の出身地の千葉県、居住地の茨城県には競技場やグラウンドが探してみればそこらじゅうにありますから、他の都道府県にもあるのでは?という安易な発想ではあります。

 

 

 

日程的にも、1日試合をしたら翌日は休みにする、といった配慮ができれば疲労による怪我の心配も減るでしょうし、実現したらいいなぁ…。

 

ただ、部活動自体が教員の皆様の残業問題の煽りで無くなってしまう事が決まりつつありますからね…。

 

今後は校外部活の地域クラブ等が代わりとして選手権に出てくる事になるのか、はたまた選手権自体が無くなってしまうのか…。

 

ユース年代の成長がサッカーの未来に繋がりますから、どんな形になろうとも、選手権といったTVで陽の目を浴びる活躍の場は無くさないであげてほしいです。

 

それでは、また。

PK戦は不要

タイトルの通りですが、現行のサッカーに、PK戦は不要だと思います。

 

 

 

そもそもPK戦とは何か?

 

両チームで5人づつ交互にGKと1対1のペナルティキックを行い、多く得点を決めたチームを勝ちとする方式です。(同点だった場合、サドンデスで1人づつ蹴り合い、差がついた時点で決着となります。)

 

カップ戦のグループステージを突破した先にある決勝トーナメントでは、勝ち負けをはっきりさせる為に引き分けという概念はありません。

 

90分を戦い抜いた結果、両チームの得点が同点だった場合、15分ハーフの延長戦に入るか、PK戦に入るかで決着します。

 

 

 

この現行ルールに、私は異議を唱えたい。

 

極論を言いますが、スター選手ばかりの強豪(Aチーム)と守備一辺倒の弱小(Bチーム)がトーナメントで試合をしたとします。

 

Aチームは90分を通してシュートを打ちまくり、パスの回数、ボール支配率も圧倒的。

 

対してBチームは終始守りに徹してシュートはほぼ皆無、パスも最小限でロングボールを蹴り出すばかりで支配率も上がらず。

 

対照的な2チームですが、試合は0-0でPK戦に突入。

 

そして、圧倒的に劣勢だったBチームが勝利する。

 

こんな物語が現実にはいくらでも存在します。

 

 

 

納得がいきますか?

 

奇跡的にカウンターが成功して得点を奪い、その後は亀の甲羅のようにガチガチに守りを固めて1-0で試合を終えれば、何の文句もありません。

 

だって90分で決着がついている訳だから。

 

ですが、ただ守って守ってPK戦に望みを繋ぐようなサッカーを私は面白いとは思いません。

 

サッカーが衰退していく一方だと思います。

 

 

 

毎年、正月から地上波で放送される冬の高校サッカーを見た事はありますか?

 

一般のサッカー部の生徒である高校生が、仲間達と優勝に向かって純粋にボールを追いかける様は、プロの試合とは違った感動と面白さがあります。

 

この高校サッカーの試合は全てトーナメント式であり、80分を戦って同点だった場合は決勝を除いてすぐにPK戦にて決着をつけます。

 

ここで、たった1本のシュートを枠外に外して負けてしまった高校の生徒は、”自分が外したせいで"負けてしまった責任感や悔しさでボロ泣きです。

 

勿論、他の生徒も悔しさのあまり泣きじゃくっていますよ。

 

TVで見ていて、あまりにも残酷すぎる。

 

こんな決着が、果たして正しいのか?

 

 

 

私はこう考えました。

 

前後半の試合を終えた時点で同点の場合、試合を通してのスタッツで勝敗をつければいいんじゃないか。(A-Bで差がついたと想定します。)

 

例えば、

・シュートの総本数 15-2

・枠内シュートの本数 7-0

・パスの回数 435-127

・パスの成功率 377-89

・ファウルの回数 5-13

オフサイドの回数 3-1

イエローカードの枚数 2-4

・レッドカードの枚数 0-0

・総走行距離数 187㎞-175㎞

・ボール支配率 85%-15%

・試合優勢度 90-10

   Aチーム 9-1 Bチーム

思いついただけですが、とりあえず11項目ほど。

明らかにAチームのスタッツが優れていたというのが見て分かると思います。

 

 

 

これでよりスタッツが優れていた側のチームが勝利とするルールが確立すれば、自ずと優勢的に試合を進めていたチームが勝利するでしょう。

 

仮にこれでも同点だった場合は、そこから15分ずつの延長戦を行って、15分毎にスタッツ計算を行って、差がついた時点で勝利とすればいいのでは?

 

これなら試合終了が近づくにつれ、劣勢なチームはスタッツを少しでも有利にしようと攻撃に転じなければならなくなるでしょうから、試合の流れは面白くなるでしょう。

 

先ほど例に挙げた高校サッカーでも、スタッツで勝敗がついたのであれば敗者として納得した状態でスタジアムを後にできるのではないでしょうか。

 

外した選手だけが戦犯になって叩かれるのはおかしいでしょう!

 

試合を通して得点を決めきれなかったFW、試合を有利にコントロールできなかったMF、相手に得点を許したDF、DFを最後尾から統率しきれなかったGK等々…負けた責任は全員にあるというのが持論です。

 

ロベルトバッジョ駒野友一ジョン・テリーもそうです。

 

誰か1人に狙いを定めて集中砲火するような真似、やめましょうよ、みっともない。

 

この責任は繰り返し繰り返し報道をしているメディアにありますね。

 

これで負い目を感じて選手を引退する、外国では命を狙われるなんて事もあるんですから、どうか、ルールを変えてください、お願いします。

 

 

 

今後も私の勝手な妄想を時々更新していく予定です。

 

賛否両論、いくらでも受け付けます。

 

この想いがいつかサッカー協会に届く事を願って…。