見て見ぬふりをしていないか?

サッカーの試合中、明らかに故意でルールに反した行為をしている選手たちが多すぎる。

 

審判が笛を吹かないからといって、やりたい放題なのは見ていて不愉快な気持ちになります。

 

例え、それが応援しているクラブであろうが日本代表であろうが。

 

 

 

如実に表れているのが”スローイン”です。

 

本来スローインは、ボールがタッチラインを超えて外に出た際、「両足の裏が地面に付いた状態で自分の頭上から両手でボールをタッチライン上からピッチに投げ入れる方法」。

 

これが正式なスローインですが、プロの試合を見ていて、明らかに分かっていてファウルスローをしている選手が多すぎるというか、曖昧な方法が浸透しきっているような…。

 

まずファウルスローになる要因として、

①身体の向きがボールを投げ入れた進行方向と異なっている場合

②片足が地面から離れた状態でスローインをした場合

③ボールが出たタッチラインの位置と異なる場所からスローインを行った場合

 

大まかに上記の3つですが、③を無視している選手が多すぎます。

 

ボールを手にしてタッチラインの前に立ちはしますが、明らかに「出すところがないな~」といった具合に出しどころを探す素振りをしながら、じりじりと相手ゴールに数歩ずつ近づいていくんですよね、皆。

 

で、そろそろ笛を吹かれそうだなってタイミングを見てスローインを行うんですが、当初ボールが出た位置から2メートルくらい前なんて事が殆どです。

 

むしろ、きっちり守っている選手のほうが少ないんじゃないかってくらい。

 

はっきり言って、みっともないです。

 

大勢の観客は、基本的にボールを目で追いかけていますから、1歩でも2歩でも相手ゴールに近い位置からスローインをしようなんて魂胆は見え見えなんですよ。

 

 

 

タッチラインを走る副審は、選手に場所を指示するべきですし、明らかに違反しているなら問答無用でイエローカードを提示してやればいいと思います。

 

紳士のスポーツと言ってるくらいですから、審判を欺こうなんて汚い行為を観客に見せて満足ですか?って言いたいですね。

 

まあ、②もちょいちょい無視して片足は足裏まで地面に付いていても、もう片足は爪先しか付いていない(足裏は地面に付いていない)スローインをよく見ます。

 

その場合は単にファウルスローで相手ボールにするだけで事足りるでしょうが、試合展開を急いでいる場合ほど、うやむやになりがちですから、審判は気を抜かず厳格に試合をコントロールしていただきたい。

 

 

 

南米でよく見られる、相手を欺くプレー(マリーシア)は一見汚いように見えますが、審判の死角を突いたトリックプレーだとして、私はアリだと考えています。

 

でも、今回の議題に挙げたスローインに関してはマリーシアでも何でもない。

 

ただのズルですよ。

 

未来のサッカー選手達のお手本にならなければいけないんですから、今からでも初心に立ち返ったルール講習を行っていただきたいですね!